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2023/10/02
自律神経の働き
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2023/10/02
自律神経の働き
今日は自律神経について説明していきます。
自律神経は、内臓の働き、代謝、体温といった身体の自動的な機能をコントロールする神経系の一部です。自律神経は、主に次の2つの部分から成り立っています。
交感神経系
これは、昼間や身体が活発に活動をするときに機能する神経で、身体の活動を高め、緊張状態やストレス応答を引き起こす役割があります。
例えば、心拍数を上げたり、や血圧の上昇、発汗の促進などが含まれます。
副交感神経系
これは、夜間やリラックスしてる時に活発に機能する神経で、身体の機能をリラックス状態に戻し、安静な状態を促進する役割があります。
例えば、消化や休息時に心拍数を低下させる、発汗の抑制などが含まれます。
自律神経は、身体の機能をバランス良く維持しているため、自律神経が崩れると体のだるさやめまい、頭痛や便秘、そしてイライラしやすい、不安になるなど精神的な問題も引き起こすことがあります。
特に胃腸系は自律神経の乱れからくる不調が多く、胃液の過剰分泌による逆流性食道炎や腸の蠕動運動(腸の内容物を移動させる運動)の活動量が少なくなり、便秘や下痢など症状が現れます。
腸と脳は相関があるという話もありますから、腸内の環境悪化は脳の活動にも影響を与えます。
現代人にとっての自律神経が乱れる原因として多いのは、睡眠をはじめとした体内時計(サーカディアンリズム)の狂いではないでしょうか。
人をはじめとした哺乳類は外界の明暗によって身体のリズムを整えています。「朝昼には日の光を浴びて活動し、夜は暗い環境で休む」これが本来の生活リズムです。
しかし現代人は特に夜に明るい光を浴びてしまう機会が多いのではないでしょうか。
寝る直前までスマートフォンやテレビなどの液晶の光を見たり、部屋がずっと明るかったり、、
遅くても寝る30分前には部屋を暗くして寝る準備を整えると、入眠も良くなり睡眠の時間も確保できると、体内時計も整いやすくなります。
ピラティスでは特に背骨の動きや呼吸に集中しエクササイズを行うため、自律神経のバランスを改善しリラックス効果をもたらすことがあります。自律神経は自分でコントロールできない身体の機能ですが、唯一呼吸によってコントロールすることができます。深くゆっくりと呼吸を行えばリラックスできますし、強く吐く、優しく吐くなどでもコントロールできます。
呼吸と自身の動きをリンクさせ運動を行うことのできるピラティスは自律神経を整えるということに関しておすすめできます。